准看護師と正看護師の給料や待遇は大きく異なるのに、正看護師と准看護師は看護現場での仕事内容は同じです。准看護師の置かれている職場環境と准看護師から正看護師になる方法について紹介します。
准看護師制度は暫定処置のため、正看護師を補助するのが准看護師です。
なので、准看護師は看護の仕事を、医師、歯科医師、又は看護師の指示を受けて行うことになっています。
しかし、看護現場では正看護師も准看護師も仕事の内容に違いはありません。
正看護師を補助するのが准看護師と説明しましたが、 看護現場での仕事内容は看護師も准看護師も同じです。
しかし、看護師と准看護師の待遇は大きく違います。
准看護師の給料は、正看護師と比較しておよそ1割程度低いようです。 つまり、准看護師の給料と正看護師の給料手取りでは3万円から5万円程度違ってきます。
また、准看護師は病院によって、主任にはなれないことがあります。
看護現場で行う仕事の内容は、看護師も准看護師も同じでも、准看護師は正看護師ではないということで、 給与水準はやや低めに抑えられていたり、出世が限定されているのが実際です。
准看護師の給料や職場待遇という点からみても、看護職を目指すあなたには、ぜひ「准看護師」ではなく「正看護師」を目指すことをお勧めします。
現在、日本看護協会は「准看護師制度」の廃止を希望しているようです。
しかし、少しでも労働コストを下げたい医師会の反発も根強く、
准看護師養成校は減少傾向にありますが、准看護師制度はまだ廃止にはならないようです。
なお、2010年現在、国内で働く看護職のうち、およそ40%が准看護師です。
准看護師から正看護師になることもできます。
准看護師から正看護師になるには、 看護師2年課程(進学コース)で2年間学ぶコースがあります。
この場合、中学卒業者は、准看護師としての業務経験が3年以上必要となります。
高校卒業者は業務経験はなくても入学できます。
いずれのコースも「看護師国家試験」に合格しなければ「正看護師」にはなれません。
ちなみに、私の同僚の男性准看護師は働きながら看護師資格を取得、「看護師国家試験」に合格して現在は正看護師として働いています。
その同僚の男性准看護師(当時)の紹介で、今の彼氏ができ結婚に至ったことは、みんなには内緒ですよ(*^^)/