准看護師の資格を取得するには各都道府県の知事から「准看護師免許」を受けてから、准看護師になれます。准看護師資格の歴史は戦後からで、看護師不足の暫定処置として准看護師の資格は誕生しています。
准看護師とは看護師を補佐する人のことです。
准看護師を英語で言うと「アシスタンス・ナース」で、看護師を補助する立場の人と言う意味です。
准看護師の資格は1950年当時、アメリカの占領軍によって「看護師」の資格は 高校卒業+3年の看護教育を受けなければ取得できない決まりがありました。
しかし当時、女性の高校進学率は36%前後と低く、看護師不足が問題となりました。
そこで、暫定処置として「中学卒業+2年の看護教育を受けた者」を「准看護師」とし、医療に携われるとして、 医療現場の危機に対応したのが「准看護師」の始まりです。
准看護師の資格を取得するためには、 「准看護師養成学校」または高校の「衛生看護科」で看護の知識を学び、 その後に、各都道府県で実施される「准看護師試験」に合格する必要があります。
「准看護師試験」に合格した後、各都道府県の知事から「准看護師免許」を受けてから、准看護師になります。
なお「看護師免許」は国(厚生労働大臣)から交付されます。